◇ 葬儀に関する情報 NPO手元供養協会
●法律でしなければいけないことはこれだけ!!
★死亡を知った日から7日以内に死亡届をする(国外の場合は、知った日から3ヶ月以内)
★医師より死亡の診断うけてから24時間は埋葬、火葬できない(例外あり)
★火葬場以外での火葬の禁止(埋葬、火葬又は改葬を行う場合は市町村長の許可が必要)
★葬儀の妨害や遺体の損壊、遺棄や棺に納められている物を取得した者に対する刑罰
その他の法律(参考例:伝染病予防法、検疫法、生活保護法、医師法、軽犯罪法、割賦販売法)など宗教的なことは一切入っていません。道徳、環境衛生上の条件だけなのです。
●葬儀と告別式は違う!?
葬儀式場の入り口付近に[○○家葬儀式々場]、[○○家告別式々場]などの看板がありますが、実際は、葬儀と告別式は意味が違います。宗旨によっては、「葬儀式場」の看板でないと僧侶(導師)が帰ってしまうこともあるくらいです。葬儀とは、死者を葬る儀式です。
宗教によって作法が違いますが、仏教では遺族や近親者が、故人の冥福を祈って成仏を願う儀式でとても重要
となっています。つまり葬儀は、亡くなった故人を中心として行われる儀式となります。
告別式は、式典であり、故人の友人や知人が最期の別れをすることです。故人が中心ではなく、生きている人が中心となって行われる式典になります。= セレモニー
現在では、簡略化されて同時に行っているので、[葬儀告別式場]等と記されています。
●口頭でも契約は成立する!?
契約とは書面でなくても口頭で成立します。
しかし、後のトラブルを未然に防ぐためにも葬儀請負契約書は交わしておきましょう。
●費用だけを見ていると失敗する!?
葬儀も価格破壊が起こっていますが、料金に付随する内容なども一概に出来ません。
費用だけでなく葬儀社のスタッフの方の対応なども参考にしましょう。
◇葬儀についての一般情報
●お葬式の主な役割(機能)
- 心理的な役割:死を受け入れ、癒すための役割
- 宗教的な役割:「この世」と「あの世」(死者との新たな関係を築くための役割)
- 民族的な役割:日本民族的な文化の継承の役割
- 物質的な役割:過去には土葬、現在では火葬が主流となっています。完全な別れ
- 社会的な役割:関係者との別れと社会的な別れの役割
- 教育的な役割:人の死を通して知る命の大切さや普遍ではないことを認識します。(死が終わりや無を意味するものではないことも学ぶ役割)
つまりお葬式を行う理由は、これら役割の効果が必要だからではないでしょうか?
葬儀のいろいろ
| 形式 |
費用の目安 |
主な形式について |
| 個人葬(一般葬) |
50~350万位 |
現在最も普及している形式 |
| 社葬・団体葬 |
500万~ |
後日社葬を行う場合は近親者での葬儀を密葬と言う |
| 家族葬 |
30~150万位 |
家族や親しい友人だけでこぢんまりと行う形式 |
| 自然葬 |
50~100万 |
自然への回帰やエコロジーを主旨に行う形式 |
| 直葬(葬儀なし) |
20万程度 |
火葬のみの形式(都市部で近年増加) |
※ 上記にあてはまらない事もございます。必要に応じて各自でご確認下さい。
◇問題点と解決への道 ≪知識&手がかり≫
トラブルを回避
・良心的な葬儀社を探したい
・価格、内容を明確にして欲しい
【 解決策 】=希望や意思をはっきりと伝える (喪主一人で応対しない)
→まずは、遺族親族で葬儀の規模や内容について話し合いをする
ポイント生前の意思(性格や会話の中で)や記したものが重要になります
→葬儀社に電話 or 訪ねて 相談をする
ポイント①応対が丁寧な所(近所の評判などを参考にするのも良い)
②事情がない限りお通夜を当日(亡くなった日)にしない
★世間の相場を気にしない! ★見積書は必ずもらう! ★『お任せします』は言わない!
個性を大事にしたい
・私らしく送って欲しい
・お寺にお墓があるけど無宗教で行いたい
【 解決策 】=1.家族と相談する and 事前(生前)相談を利用する 3.宗教者に相談する
→①意思を尊重してもらえるように家族との話し合いが必要です。
→②檀家の場合、宗教者を無視して勝手に葬儀をしてしまうとトラブルの原因になります。
ポイント無宗教の場合は葬儀後の事も考えておきましょう
節目として偲ぶ会(お別れ会)などの開催も重要です
生活者主導の時代へシフトチェンジ
自分のお葬式を考える中で特に必要なのが主導権を取り戻すことです。
これまで生活者は葬儀社へ疑いの目を向け、低価格を中心に抵抗していました。しかし主導権を取り戻すことは価格の抵抗ではなく、生活者が選べる目を持つことが不可欠です。つまり、自分のお葬式を考えることと葬儀費用の低価格は、別の問題なのです。選べる目を持つことは、価格も当然の結果になります。
【 キーワード 】
【 死亡届の決まり事 】
死亡届の届出人及び提出先は決まっています。ご注意下さい。
【死亡届の提出先】 死亡者の死亡地 or 本籍地 or 届出人の住所地の市・区役所(町村役場)
【届出人】 1.親族 2.その他の同居者 3.家主、地主又は家屋もしくは土地の管理人
※県外などで葬儀をされる場合は特にご注意下さい
【 一般的な葬儀費用の構成 】
葬儀にかかる費用は大きく分類することが出来ます
| 基本費用 |
葬儀を行うために
支払う基本的な費用 |
火葬料金 |
| 葬儀基本料金 |
| オプション:選択品 |
| 車両関係 |
| 変動費用 |
参列者の人数で
大きく変動する費用 |
返礼品 |
| 飲食・接待費 |
| 香典返し |
| 設備関係 |
| 実 費 |
葬儀社以外へ
支払う費用 |
宗教者(寺院など)関係 |
| 式場使用料 ※ |
※葬儀会館を利用する場合は使用料が葬儀基本料金の中に入ります